模擬試験は小学区受験の準備において欠かせない要素の一つです。今回は、小学校受験の模試を有効活用する方法についてお話しします。
一人のシングルマザーとして、小学校受験に臨む日々は、私にとってとても記憶に残る日々でした。また、いくつかの出来事が印象的でもありました。
最初の模試当日、私は子どもと一緒に会場に向かいました。模試なのになんだか私が緊張していますが、子どもには笑顔で「楽しんできてね」と声をかけました。試験当日を意識して、服装はなるべく当日に近いものを着ました。
会場に到着し、受付を済ませると、子どもは教室に案内されました。子どもが緊張していたかどうかはわかりませんが、私は心の中で精一杯応援しました。子どもは模試というものをわかっていなかったと思います。(笑)
小学校受験の模試が始まると、保護者である私は待機するしかありません。近くの喫茶店に行き、モーニングを食べました。小学校受験独特の紺色スーツに身を包み、喫茶店のモーニングを食べる。この時期しかできない経験ですね。(笑)
子どもが頑張っているので、待機中はとにかく私もずっと姿勢などを意識していました。私はもともと姿勢が悪いですが、子どもが頑張っているので気を抜くわけには行きません。
小学校受験の模試は「楽しんできてね」と送り出していましたが、実際子どもは子どもなりに頑張っています。その頑張る姿にいつも胸を打たれていました。
小学校受験の模試の結果が返ってきたとき、私は喜びと同時に少しの不安も感じました。しかし、子どものにはそのことを伝えません。模試の結果は私だけにとどめておきます。
得意な科目もあれば、一方で苦手な科目もありました。その分野を知ることが模試の大事なことの一つです。苦手だった問題は一緒に問題を解いたり、具体物で確認したりしました。
小学校受験の模試では、順位は当てになりません。子どもの成績が上昇しても、次は一気に下降することもあります。その場の雰囲気や出題内容、子どもの体調などに大きく左右されるからです。
子どもが自信を持ち、小学校受験当日を迎えられるように準備していきました。そして、最終的に子どもは合格することができました。その瞬間は、私にとって喜びと感動の時でした。
小学校受験は一人ひとりドラマがあると思いますが、わが家での模試活用についてお話ししたいと思います。
わが家の模試活用アイデア
わが家では、小学校受験の模試を有効に活用するために、いろいろ工夫してきました。小学校受験の模試結果で子どもの成長や学習計画に役立てるために、日々の生活に模試活用を取り入れることが重要だと考えています。
私はシングルマザーで、時間とお金に限りがあります。一つの模試をなるべく有効的に活用しようと考えていました。
模試の結果の関わり方
たまに聞く言葉で「今回は緊張していたから」「たまたまできなかっただけ」
「もしできていたら、もう少し結果はよかった」というものがあります。
そのように考えるお気持ちはわかりますが、私はオススメしません。
「うちの子は自宅ではできている。本番に強い子だから大丈夫」と言っていた方のご家庭が全滅してしまいました。私の身近な体験談で、すべての方に当てはまるわけではありません。それでも、その話を聞いたとき、私はとても危機感を覚えました。
模試に出た結果がわが子の実力だと考えて、できなかった部分は深々に受け止めました。自宅での家庭学習で解けた問題が試験では解けないことがよくあります。お母さんが読んでくれる問題文と試験官が読まれる問題文で感じ取り方が違うのは当然のことです。また、自宅と試験会場では環境も全く違うので、普段通りにいかないこともたくさんあるでしょう。
ケアレスミスもたくさんありました。時間が足りずに解けなかった問題もありました。問題は正解しているけれど、たまたま正解したものもあります。
大事なのは、正答率ではなく、どこまで子どもが理解しているか。まずはその確認から始めてみてくださいね。
弱点を特定し補強する
まずは小学校受験の模試の結果から、子どもの弱点を特定しました。その後、その分野を重点的に補強することで、小学校受験対策の効果を高めることを期待していました。
模試の結果から、子どもの弱点を特定することは、学習をより効果的に進めるための重要なステップです。例えば、計算ミスが多い場合や出題意図を汲み取れていない場合など、具体的な弱点を見極めることが必要です。その後、その分野を重点的に補強するために、わが子にあったアプローチを考えます。
まず、子どもの弱点に合わせた学習教材や問題集を選ぶことが重要です。例えば、計算ミスが多い場合には、問題の内容を聞き取れていないのか、そもそも解き方がわからないのか判断します。また、聞く力が不足している場合には、お話の記憶や指示行動の練習をすることが有効です。
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次に、定期的な復習や家庭学習を行うことも重要です。子どもの弱点を克服するためには、毎日の継続的な取り組みが必要です。家庭学習では、親が子どもをサポートし、一緒に問題を解いたり、教材を読んだりすることで、子どもの学習意欲を高めることができます。また、間違えた問題を定期的に復習することで、記憶の定着を図ることができます。
お教室の苦手特訓講座などがあれば受けてみるのもいいと思います。しかし、どれだけ受講していても家庭学習は不可欠です。わが子にあった学習サポートができるのは、一番身近にいる保護者の方だと思います。
さらに、模試の結果を振り返り、問題の解き方や間違いの原因を分析することも重要です。まずは、保護者の方が模試の問題を一つ一つ解いてみましょう。答えを照らし合わせるのではなく、実際に解くことで気づきを得られます。
また、小学校受験の模試結果には姿勢や態度の採点もあります。これは試験当日どのように採点されているか指針になるので、とても重要です。「取り組む態度」と一言で言ってもどのような対策をすればいいか分かりづらいです。
模試結果には「スタートの合図を聞く」「周りをキョロキョロしない」など細かく項目が分けられています。その項目が実際の試験でも採点項目になっているので、自宅での対策に役立ちます。
次に子どもと一緒に模試の結果を見直し、間違った問題や理解できなかった箇所について話し合い、次回の模試や試験に向けての改善点を見つけることができます。このような振り返りを通じて、子どもは自分の弱点を理解し、克服するための意欲を高めることができます。
問題を解くときに、子どもにどのように解いたか説明してもらうことで、どこでつまずいているか明確になります。「合わせた数」と「引いた数」を聞き間違えていたのか。問題文の数字を覚えられていないのか。数は得意だけど、図形問題が苦手。
その子どもによって苦手分野は違います。もちろん得意分野も違います。同じ分野が苦手でも躓いている箇所が違うと対策方法も変わっていきます。
模試の結果から子どもの弱点を特定し、その分野を重点的に補強することは、受験対策の効果を高めるために不可欠な手段です。定期的な振り返りや継続的な取り組みを通じて、子どもの成長を支え、小学校受験に向けて確かな準備を進めていきましょう。
定期的な受験のスケジュールを立てる
小学校受験に向けて、定期的に模試を受けるスケジュールを立てることが重要です。これにより、小学校受験に対する慣れや緊張感を軽減し、本番の試験により良い状態で臨むことができます。
まず、小学校受験の模試を受ける頻度を決めることが重要です。通常、小学校受験に向けては、数ヶ月に一度のペースで模試を受けることが推奨されているそうです。これにより、子どもは定期的に試験の雰囲気や問題形式に慣れることができます。また、小学校受験の模試の結果を分析し、試験本番に向けて学習計画を立てることもできます。
次に、小学校受験の模試を受けるタイミングを計画することが重要です。模試の日程は、子どもの保育園・幼稚園や週末の予定に合わせて選ぶ必要があります。また、受験本番の試験に近い日程で模試を受けることで、子どもは本番の試験により近い状態で受験することができます。試験当日1年前の年中さんの時点で、試験本番と同じ時期の模試を受けることもオススメです。同じ時期に受けることで気候や服装も検討することができます。
小学校受験の模試を受ける際には、子どもにリラックスして臨むように励むことも大切です。受験に対する緊張感やストレスが適切なレベルであれば、子どもはより良いパフォーマンスを発揮することができます。そのため、小学校受験の模試を受ける前には十分な休息を取り、リラックスする時間を確保することが重要です。
小学校受験に向けて模試を有効活用するためには、定期的なスケジュールの立案や計画、模試の結果の分析と活用、リラックスして臨む心構えなどが重要です。これらの取り組みを通じて、子どもは自信を高め、良い結果を得ることができるでしょう。
模試を通じて時間管理を練習する
小学校受験の模試は、本番の試験と同様の時間制限があります。模試を受けることで、子どもは時間管理の重要性を学び、限られた時間内で効率的に問題に取り組む練習ができます。
小学校受験の模試を通じて時間管理を練習することは、受験対策において非常に重要です。小学校受験の模試は、本番の試験と同様の時間制限が課される場合がほとんどであり、そのためには効果的な時間配分や問題解決のスキルが求められます。小学校受験の模試を受けることで、子どもは時間管理の重要性を学び、限られた時間内で効率的に問題に取り組む練習ができます。
自宅で学習していると子どもが1人だけなので、問題文を聞きやすくなります。試験本番は教室内に何十人もの子供達がいる中で、一斉に問題文が流れます。小学校受験の模試では、たくさんの子どもや試験官がいる中で、しっかりと集中する練習ができます。
まず、小学校受験の模試を受ける際には、時間制限に対する意識を高めることが重要です。小学校受験の模試は、通常本番の試験と同じくらいの時間制限が設けられます。この時間内にすべての問題に取り組むためには、問題の難易度や解答時間を見極め、適切なペースで進める必要があります。しょうがこう受験の模試を受けることで、子どもは実際の試験状況に慣れ、時間内にすべての問題に取り組むスキルを身につけることができます。
さらに、小学校受験の模試を通じて時間管理を練習することで、小学校受験における緊張感やストレスを軽減することができます。本番の試験では時間の制約があり、その中で最善の成績を出すことが求められます。小学校受験の模試を受けることで、子どもは緊張感を持ちながらも、落ち着いて問題に取り組むことができるようになります。これにより、本番の試験に臨む際にも冷静さを保ち、最良のパフォーマンスを発揮することができます。
最後に、小学校受験の模試を通じて時間管理を練習することは、子どもの学習意欲や自己成長にもプラスの影響を与えます。時間内に問題に取り組むことで達成感を得ることができ、自信を高めることができます。また、時間管理能力が向上することで、学習効率が向上し、より多くの知識やスキルを身につけることができるでしょう。
模試を通じて時間管理を練習することは、小学校受験対策において不可欠な要素です。子どもが時間内に問題に取り組むスキルを身につけることで、小学校受験に自信を持ち、最良の結果を得ることができるでしょう。
まとめ
小学校受験の模試は、小学校受験準備において貴重なツールです。正しい活用方法を身につけることで、子どもの自信を高め、小学校受験により自信を持って臨むことができます。
小学校受験の模試を受けることで、子どもは実際の受験状況に慣れ、問題に対する適切な対処法や時間配分を身につけることができます。また、模試の結果を分析することで、子どもの強みや課題を把握し、学習計画を立てることができます。
これにより、自身の成長や進歩を実感し、自信を高めることができるでしょう。小学校受験の模試を通じて得られた経験や成果は、子どもの将来における学習意欲や自己肯定感にもプラスの影響を与えると思います。正しい活用方法を身につけ、小学校受験の模試を受けることで、可能性を最大限に引き出すことができると思います。