赤ちゃんや幼児期の子どもたちにとって、遊びは成長と学習の重要な一翼を担います。特にボール遊びは、身体能力や社会性を発達させるだけでなく、将来の学習にも大きな影響を与えることが知られています。さらに、時間に限りのあるシングルマザーや共働き家庭の方でも、簡単に取り入れることができる遊びです。
現在、わが子が国立小学校に通っていて思うことは、みなさん基礎的な体力が身についているということです。ボール遊びだけでなく、鉄棒やうんていなど基本の部分は身についているように思います。もちろん個人差はありますが、比較的その傾向が強いです。
それは、実際の授業や学習にも活きているようです。自分の体の使い方をわかっているからこそ、さまざまなことにチャレンジしていきます。チャレンジをすることで自己肯定感が上がったり、成長意欲が湧いてきたりします。
いいことがたくさんありますので、できるところから始めてみてくださいね。時間やお金に限りのあるシングルマザーや共働き家庭の方にも始めやすい、お金をなるべくかけずにできるアイディアもまとめました。
ボールあそびについて
まず、赤ちゃんの時期からボールあそびを取り入れることは、視覚や手の動きの発達に良い刺激を与えます。例えば、ボールを転がしたり投げたりすることで、目でボールを追いかけたり手で掴んだりする動作が訓練されます。これは、後の学習においても手先の器用さや視覚的な注意力を高める上で役立ちます。
1歳〜6歳までの幼児期に入ると、ボールあそびはさらに発展し、身体能力の向上や社会性の育成に繋がります。例えば、ボールを投げたり受け取ったりすることで、手や目の協調性が養われます。また、友達や家族とボールを使ったあそびをすることで、コミュニケーション能力やチームワークが身に付きます。
そして、小学校受験を考える場合にも、ボール遊びは重要な役割を果たします。小学校受験に必要な能力の一つには、運動能力や社会性が求められます。ボールあそびを通じて身につけたこれらの能力は、小学校受験においても活かされます。例えば、指示行動や行動観察などで必要な技能が、ボールあそびを通じて学ぶことができます。
ボール1つあれば小学校受験のさまざまな対策ができますよ。小学校受験の運動考査はいろいろな方向性から対策をする必要があります。受験する小学校によっても出題傾向が違いますので、過去問などをチェックしてみてくださいね。
メリット
時間に限りのあるシングルマザーや共働き家庭の方が、ボールあそびを取り入れる際のポイントは、時間の効率性と楽しさの両立です。
例えば、週末や夕食後のほんの数分間を使って、家族全員でボールを転がしたり投げたりするだけでも効果的です。また、公園や屋内の遊び場でボールを使った遊びをすることも良い方法です。
要するに、ボールあそびは赤ちゃんから小学校受験までの子どもたちの成長と学習に欠かせない要素です。時間に限りのあるシングルマザーや共働き家庭の方も、日常生活に取り入れやすいあそびなので、積極的に活用してみてください。身体能力や社会性の向上はもちろんのこと、将来の学習にも大きな影響を与えることでしょう。
赤ちゃん期からのボール遊びの重要性
- 視覚と手の協調:赤ちゃんの手先の発達に良い刺激を与える。
- 追いかけっこ遊び:赤ちゃんが目でボールを追いかけ、手で掴む動作を学ぶ。
- 触覚の発達:柔らかいボールで遊ぶことで触覚が刺激される。
ボールあそびのアイデア
- 柔らかい布製のボールを使った触覚遊び:赤ちゃんに柔らかい布製のボールを渡し、手で触ったり転がしたりする遊び。赤ちゃんがボールに触れる感触を楽しむことで触覚が刺激される。
- 効果的な声かけ:「これ触ってみよう。このボールは柔らかくて気持ちいいね」
- ボールを転がして追いかけっこ:赤ちゃんの目線の高さでボールを転がし、赤ちゃんが手や目を使って追いかける遊び。赤ちゃんの手先の動きや視覚的な注意力を養う。
- 効果的な声かけ:「あら、ボールがどっちに行くかな?さあ、追いかけてみよう!」
- ボールを手渡しして投げる遊び:赤ちゃんにボールを手渡して、そのボールを手で受け取り投げる練習をする。手と目の協調性を促進する。
- 効果的な声かけ:「ボールを持って、こっちに来てくれるかな。じゃあ、これをママに投げてみよう!」
幼児期のボール遊びの効果【小学校受験対策】
- 手と目の協調性:ボールを投げたり受け取ったりすることで手先の器用さが育つ。
- 社会性の発達:友達や家族とのボール遊びでコミュニケーション能力が養われる。
- チームワークの促進:グループでボールを使ったゲームをすることでチームワークが身に付く。
ボールあそびのアイデア
- ターゲットにボールを投げるゲーム
- 的となる場所に向かってボールを投げるゲーム。的を作ってボールを投げると、的に当たった時の喜びや成功体験が得られる。
- 最初はなかなかうまく的に当たらないかもしれません。子どもが当たりやすい場所に的を設置したり、保護者の方がわざと的を外す演技をするといいです。失敗してもできるようになるという工程がとても大切です。
- 小学校受験ではボールの的当ても実際に出題されています。スタートラインからはみ出ないなどルールを設けて練習するとより小学校受験対策として役立ちます。また、投球力を身につけるためには投げる時のフォームも大切です。YouTube動画でも紹介されているので、時間があるときに観てくださいね。
- キャッチボール:友達や家族と円を作ってボールをパスし合うゲーム。ボールを受け取る際にコミュニケーションや協力が求められる。
- パスをする際に、声をかけると自然とコミニュケーションが生まれます。物の貸し借りをするときに「どうぞ」「ありがとう」と言い合いますが、慣れてないとなかなか言葉が出てきません。キャッチボールを通して、自然と言葉が出てくるようになります。
- 小学校受験ではあえてグループの人数に合わないハサミなどが用意されていることがあります。それは物の貸し借りを上手にできているか見られています。無言で渡し合うのではなく。相手の目を見て声をかけることも大切です。キャッチボールをしながら自然と身につけることができますよ。
- ボールを使った障害物競走:障害物を乗り越えたりくぐったりしながらボールを運ぶ競走。親子で競争や協力を通じて体力やチームワークが養われる。
- 失敗した時の声かけの練習にもなります。「大丈夫だよ、またがんばろう」という声かけは小学校受験の行動観察でも重要視されています。
- 小学校受験では勝負のあるゲームも行われます。負けたときに自分の気持ちをうまくコントロールすることが大切です。勝った時も負けた相手への思いやりの気持ちも見られています。勝ち負けに固執しすぎず、ゲーム本来の楽しみを見出せるといいですね。
小学校受験ではミカサ(MIKASA) スマイルドッジボール 0号のサイズがよく使われています。大きさや重さが幼児にとってちょうどいいので、これから購入を検討される方はご検討くださいね。
ボールあそび上達方法
ボールの使い方は遊べば遊ぶほど身についていきます。最初はうまく投げられなくても、練習回数を増やしていくとどんどん上手くなっていきます。
しかし、なかなか上達しないと練習のモチベーションも下がってしまいますよね。子ども自身にやる気がないと練習もうまくいきません。特に、時間に限りのあるシングルマザーや共働き家庭の方にとっては効率よく練習したい気持ちもあるでしょう。こちらの記事ではボールの上達方法についてまとめています。特に小学校受験対策に役立つ内容をまとめていますが、小学校入学までに身につけておきたい基礎体力でもありますのでチャレンジしてみてくださいね。
小学校受験の試験内容は、小学校入学までに身につけておきたい基礎学力や体力などをみられています。小学校受験をしなくても、小学校受験の対策内容自体に意味のあるものです。これからの社会を生き抜く上で必要な生きる力を身につけられます。
国立小学校受験は抽選がありますので、合格者全員が入学できるわけではありませんが、それまで頑張ってきたことは決して無駄にはなりません。もし、これから小学校受験を考えるようでしたら、こちらの記事もおすすめです。
時間やお金で子どもの教育をあきらめなくない保護者の方向けです。私自身、シングルマザーとして子どもを育てているので、少しでもお力になれると嬉しいです。