シングルマザーやワーママの皆さん、子育ては大変ですよね。私自身も同じです。特に時間やお金の面で心配になることも多いかと思います。しかし、お金がなくても子どもと楽しく過ごせる知育活動はたくさんあります。今回は、そんなお金がなくてもできる幼児向け知育活動をご紹介します。
小学校受験対策にも役立つ内容もまとめています。わが子の小学校受験を通して、メリットに感じたことを書いていますので、気になるところから始めてみてくださいね。
私はシングルマザーですが、お金や時間に制限をかけてしまうことが多いです。働きながらの小学校受験対策は大変なこともありましたが、成長を感じることもたくさんありました。小学校受験の内容は幼児期に身につけたいことがたくさん含まれています。子どもはあそびの中から学んでいきますが、より学び深いものになるようにサポートすることができます。
実体験からの学び
子どもはあそびながらたくさんのことを学んでいきます。文部科学省の「生きる力」にも書かれていますが、幼児期における教育は,生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものです。
幼児の主体的な活動が確保されるよう幼児一人一人の行動の理解と予想に基づき,計画的に環境を構成しなければならない。
文部科学省 学習指導要領「生きる力」
子どもはあそびの中から学んでいきますが、子どものあそびがより学び深いものになるように計画的に環境を構成することも大切です。子どもの生活がより豊かなものになるように工夫することで、子どもの力はどんどん伸びていきます。
小学校入学までに身につけたことは、これからの人生でも役に立っていきます。小学校受験の試験内容は、入学前に身につけたい基礎的な力です。基礎学力、基礎体力を身につけることで、小学校以降の生活もより深いものへとなっていきます。
小学校受験をしなくても今後に役立てることができます。小学校受験は机に向かって勉強することだけでなく、実体験からの学びを大切にされています。特に、国立小学校の試験内容はその傾向が強いです。
日々の生活で体験したことがそのままプリント問題として出されます。元気よくあいさつをする、友達と仲良くあそぶなども試験内容の一つです。気になる方はこちらの記事もご覧くださいね。
1. 自然の中での探検
お金をかけずに楽しめる知育活動の1つは、自然の中での探検です。公園や森林、川辺など、身近な自然の場所に子どもと行ってみましょう。自然の中での探検は、子どもの好奇心を刺激し、自然の美しさや生命の不思議さを体験させることができます。「なに・なぜ?」という疑問から探求的な学びに繋げることができます。時間に限りのあるシングルマザーや共働き家庭の方も、週末などの少しの時間を利用して、子どもと一緒に自然の中での探検を楽しむことができます。
近所の公園へ行くだけでも季節の野花を見つけることができますよ。家の近所を散歩するだけでも、スミレ、菖蒲(ショウブ)、シロツメクサ、椿(ツバキ)などを見つけることができます。これらは小学校受験でも頻出問題です。図鑑や絵本で調べることもできますが、実物には敵いません。
その草花を見たときの天気、気温、匂いなどを一緒に体感することで記憶に残りやすくなります。まずは、保護者の方が草花の知識をつけて、子どもに声をかけてみてくださいね。
公園にスケッチブックを持って行って、草花のイラストを描くこともおすすめです。絵にすることで細かい部分を見ようとします。模写する力も同時に備っていきまよ。
また、夕暮れ時の影の様子、風の向き、水たまりの様子から理科的常識を学ぶきっかけとなります。これらも小学校受験で頻出問題です。どのような問題が出題されているか、小学校受験を検討されている方はチェックしてみてくださいね。理科的常識の問題は特に実体験からの学びが活きてきます。小学校受験の問題を見ることで、何気なく歩いている道が学びの宝庫だと気づくでしょう。
小学校受験の問題は幼児期でも解ける問題です。レベルを知っておくことで子どもに一声かけやすくなります。その声かけが子どもの学びを深めることができますよ。
机に向かってする勉強ではなくて、実体験からの学びがとても大切です。
2. 手作りおもちゃ
お金をかけずに子どもと楽しむもう1つの方法は、おもちゃ作りです。身近な材料を使って、簡単なおもちゃを作ることで、子どもの創造力や想像力を育むことができます。
例えば、段ボール箱を使って車やロボットを作ったり、使わなくなった布や紙を使ってぬいぐるみや手作り絵本を作ったりすることができます。手作りおもちゃは子どもとのコミュニケーションを深めるだけでなく、経済的にも優しいです。
車のタイヤをどのように動かすか、水の中でも遊べる材料は何か考えるとより学び深いものとなります。これらは小学校受験の試験でも実際に出題したことがあります。
工作では机の上の整理や物の扱い方を学ぶ機会にもなります。ハサミの正しい使い方、鉛筆の持ち方なども身につけたいですね。
子どもの想像力のままにいろんなものを作ってもいいですが、作る内容をあらかじめ決めておくことで指示制作の練習にもなります。指示した内容を覚えて作る作業は小学校受験でも出題されます。
ちぎり、ハサミ、ひも結び、モールなどは特に出題されやすいです。つまり、子どもの手先の器用さを見るのに適していると考えられます。その子どもにあったレベルを知ることも大切です。難しすぎる内容のものに取り組んでしまうとモチベーションも下がってしまいます。その子どもができる内容をうまく調節して、取り組んでみてくださいね。
小学校受験の巧緻性についてはこちらについて書いています。レベル感を知ることもできますので、気になるところから読んでみてくださいね。
3. 公共図書館での絵本タイム
お金をかけずに子どもと楽しむもう1つの知育活動は、公共図書館での絵本タイムです。
多くの地域の図書館では、定期的に絵本の読み聞かせやワークショップが行われています。
これに参加することで、子どもは楽しい絵本の世界に触れるだけでなく、他の子どもとの交流も楽しむことができます。また、公共図書館では無料で絵本を借りることもできるので、家庭での絵本タイムも充実させることができます。
読み聞かせ時の姿勢・スタッフさんへのあいさ、施設でのマナーなどは社会的常識を身に付ける機会になります。社会的常識の内容も小学校受験で出題されます。イラストの中からマナー違反の人にバツ印をつける問題や、その理由を話す問題もあります。
公共の場でのマナーについては実際に経験してみることが大切です。図書館だけでなく、電車でのマナー、スーパーでのマナーなどさまざまですが、どれも『周りの人への思いやり』です。思いやりの気持ちを育てることは幼児期の情操教育で大切なことですので、意識してみてくださいね。
4. 手作り料理体験
お金をかけなくても楽しめる知育活動の1つに、手作り料理体験があります。食材を選び、料理をすることで子どもは食材や調理方法について学ぶことができます。
また、家族で協力して料理をすることで、チームワークやコミュニケーション能力も育まれます。シングルマザーの方やワーママの方も、家庭での手作り料理体験は貴重な時間となるでしょう。
野菜の断面図や調理器具の名前などは小学校受験でも出題される内容です。小学生以降は料理で科学の学びにつなげることができますよ。作る料理を選んだ理由、作ったあとに頑張ったことを聞くことで口頭試問対策にもなります。
料理をすることのメリットや知育アイデアはこちらの記事にまとめています。
まとめ
お金がなくてもできる知育活動はたくさんあります。自然の中での探検や家庭での手作りおもちゃ作り、公共図書館での絵本タイム、家族での手作り料理体験など、様々な方法で子どもと楽しい時間を過ごすことができます。
シングルマザーやワーママの方々も、少しの工夫と時間を使って、子どもとの貴重な時間を大切にしてくださいね。
小学校受験も工夫次第でお金をなるべくかけずに対策することも可能です。
私自身、シングルマザーとして小学校受験対策をしてきました。小学校受験での経験は他では得られないと思っています。お金や時間で子どもの教育をあきらめたくなかったので、小学校入学まで子どもとの時間を大切にしてきました。小学校入学後も子どもの学びのサポートをし続けられるよう心がけています。少しでもお役に立てると嬉しいです。