小学校受験ではプリント問題を解いたり、絵を描く問題があります。プリント問題には◯×で答えたり、迷路をなぞったりします。
そのときにきれいさとスピード感がとても重要です。鉛筆を正しく持ち、筆圧をコントロールする必要があります。普段のお絵描きなどでもある程度運筆力がつきますが、小学校受験ではよりしっかりと書けた方がいいでしょう。
鉛筆を正しく持ち、筆圧をコントロールする力は、小学校入学以降の学力にも関わってきます。
正しく持つことでノートをきれいに書けたり、長時間勉強しても手が痛くならないといったメリットもありますよ。
わが子の運筆力は年中まで一般的なレベルだったと思います。年長からは運筆力を意識していくことでだんだんとしっかりとした字を書くようになりました。
わが子は握力もそれほどなかったのですが、今ではしっかりと力がついています。手や指の力をつけることで、細かな作業ができるようになりました。
鉛筆はお箸の持ち方とも似ているので、お箸の練習にもよかったですよ。
実際に試してよかった内容をまとめていますので、気になるところから始めてみてくださいね。
子どもの運筆力
幼児期の運筆力の発達は、将来的な学習や社会生活において非常に重要です。特に小学校受験を考える親御さんにとっては、運筆力は欠かせないスキルですよね。しかし、シングルマザーや共働きの親御さんにとって、子どもの運筆力を高めるための時間や費用を捻出するのは容易ではありません。そこで、今回はお金をかけずに幼児期の運筆力を高める方法についてお話していきますね。
絵本の絵を指でなぞる
絵本の読み聞かせのとき、絵本の絵を指でなぞってみましょう。運筆問題で線がはみ出てしまう場合は、まず指でなぞるところから始めます。指でのぞることができない状態で鉛筆を持ってもはみ出てしまうのは仕方がありません。指でしっかりとなぞることができるようになってから、運筆練習を始めてみてくださいね。
わが家ではこれを1歳頃からしていました。ヘビが出てくる絵本があり、ヘビをぐるぐるとなぞっていました。
わが子はその絵本を見るといつもヘビを指でなぞっています。最初は上手になぞれませんが、だんだんと指をコントロールできるようになってきました。
砂場や粘土での描写
ペンや鉛筆での文字の書き込みだけでなく、砂場や粘土を使った活動も運筆力の向上に役立ちます。砂場で指で文字を書いたり、粘土で文字や形を作ったりすることで、手の指先の筋力や柔軟性を高めることができます。また、立体的な活動は想像力や空間認識能力も養うので、幅広い能力の向上につながります。
あえて粘土切りなどの器具は使わずにシンプルな粘土を使うことで、指先の力をより鍛えることができます。
粘土あそびは3歳頃から意識的に取り入れていました。誤飲の心配がない年齢ということもあり、子どもと一緒に遊んでいましたよ。
雨の日の室内遊びとして楽しく取り組むことができました。最初はちぎったり、まるめたりするだけでしたが、だんだんと具体物を作るようになりました。
粘土は形を自由自在に変えられるので想像力を育むことができます。また、想像した通りの形を手で作る作業はとても知育的です。
5分の隙間時間があればすぐにできるので、わが家では定番のあそびでしたよ。
身の回りの活動を利用する
日常生活の中で、書く機会を増やすことも運筆力を高める方法の一つです。例えば、買い物リストや手紙の書き込み、お絵かきなど、子どもが興味を持って取り組める活動を通じて書く練習をします。
これにより、子どもは書くことが楽しいと感じるようになり、自然と運筆力が向上していきます。
おもちゃコーナーに塗り絵や迷路遊びを用意して、遊びの機会を作ってみてくださいね。
私は小学校受験対策中、受験対策に関係がないおもちゃを押し入れにしまい込んでしまいました。子どもは発想が豊かなので、限りあるおもちゃの中で工夫して楽しく遊んでいましたよ。
遊びを通じた学習
遊びを通じて運筆力を高めることもできます。アルファベットや数字の形を模したブロックやパズルを指でなぞったり、指先を使ったゲームを楽しんだりすることで、子どもの楽しみながら運筆力を向上させることができます。このような遊びは、親子のコミュニケーションを深めると同時に、学びを楽しいものに変えることができます。
お風呂の中でもポスターを利用して同じように遊びながら学ぶこともできます。
お風呂に浸かりながらポスターの字や絵をなぞることで運筆問題対策になりますよ。
外遊びでの文字の書き込み
戸外での活動も運筆力の向上に役立ちます。砂や地面に棒や指で書くことで、子どもは大胆な筆致で書く練習ができます。また、戸外での運動や遊びは全身の筋力やバランス感覚を養うだけでなく、集中力や手の器用さも向上させる効果があります。
あえて手ぶらで公園に行き、地面にたくさんお絵かきをするのもいいですね。
まとめ
以上の方法を取り入れることで、シングルマザーや共働きの親御さんでもお金をかけずに幼児期の運筆力を高めることができます。小学校受験に向けて、運筆力を育むことは非常に重要ですが、親子のコミュニケーションや遊びを通じて楽しく取り組むことが大切です。一つ一つの活動を丁寧に行い、子どもの興味や能力に合わせて柔軟にアプローチすることで、運筆力の向上だけでなく、親子の絆も深まることでしょう。