小学校受験に向けての準備だけでなく、子どもの自信を育てることは幼児期にとても重要です。自己肯定感を高めることができ、その力はこれからの人生でも役立っていきます。今回は、小学校受験対策にも役立つ褒める言葉と、時間に限りのあるシングルマザーや共働きの家庭の方も実践できる内容についてご紹介します。
小学校受験の対策は、一筋縄ではいかないことがあります。練習をしなければいけないもの、覚えなければいけないもの、勇気を出してチャレンジするもの。そのどれもが小学校入学までに身につけておきたいものばかりです。
褒め方を少し意識するだけで、子どもの自信をより育てることができます。子どもに自信がついてくると、今まで挑戦できなかったことにチャレンジできたり、他人に優しくできたりします。自信があり、余裕を持っているからこそ他者貢献できるようになるのです。
これからの時代を生き抜いていくために、子どもの自信をより意識してみてくださいね。できるところから始めてみてください。
子どもの自信をつけるメリット
子どもに自信をつけることには多くのメリットがあります。
- ポジティブな自己イメージの構築: 自信を持った子どもは、自分の能力や価値に対するポジティブなイメージを持ちます。これにより、自己肯定感が高まり、自分を受け入れることができるようになります。
- 挑戦への積極的な姿勢: 自信がある子どもは、新しいことに挑戦する勇気を持ちます。失敗や困難に直面しても、自信を持って立ち向かうことができます。
- ソーシャルスキルの向上: 自信を持った子どもは、他の人との関係を構築し、コミュニケーションを取ることが得意です。自分に自信があると、他人との交流も積極的に行うことができます。
- 問題解決能力の向上: 自信を持った子どもは、自分の能力を信じて問題解決に取り組みます。失敗や挫折に直面しても、立ち止まらずに前進し、解決策を見つけ出すことができます。
- 将来への希望と目標の設定: 自信を持った子どもは、将来への希望や目標を持つことができます。自分の能力を信じて、自分の夢を追求する姿勢を育むことができます。
これらのメリットは、子どもが健康で幸福な成人として成長するために重要です。自信を持った子どもは、困難に直面しても立ち向かい、自分の人生を自らの手で築いていくことができるでしょう。
私はシングルマザーとしてわが子を育てていますが、実は今まで親子共に自己肯定感が低かったです。自分のことを好きになれなくて、「どうせ私なんて……」という気持ちがいつも付きまとっていました。昨今、自己肯定感についての本がたくさん書かれているため、図書館でとにかく読み漁りました。
子どもの自信をつけるためには、まず保護者である私も自信をつけた方がいい!そう思ってからは、自分の行動に自信を持てるように意識を変えていきました。他人の行動を変えることは大変ですが、自分の行動は今から変えられます。自分の行動を正しくすることで、あとから自信もついてくるようになりました。
親が変われば子も変わる!そう信じて毎日過ごしてきました。まずは、自分自身の行動を見つめ直して、自分の自己肯定感などを高めてみてくださいね。正しい行動をすることは、小学校受験の対策にもなっていきますよ。
小学校受験対策でも使える褒める言葉
褒める言葉はたくさんあります。シチュエーションを変えれば、その言葉の数は無限大です。それでも、わが子を目の前にすると褒める言葉の数が減っていく時があります。目の前のことに焦ってしまい、成長する子どもを見られていません。
そこで、褒める言葉を準備してみましょう。あらかじめ褒める言葉を用意しておくことで、子どもへ声をかけやすくなります。ボールつきの練習をするときは、努力を認める言葉。お手伝いをしたときは、頑張りを賞賛する言葉。
少し事務的に感じてしまうかもしれませんが、褒め言葉を準備しておくことで感情的に怒ることが少なくなっていきます。何かに挑戦するとき、叱咤激励よりも応援する言葉の方が子どもはチャレンジしやすくなります。特に、小学校入学前の子どもはその傾向が強いです。
「ほら!やってっみなよ!頑張って!」というよりも「ここまでできてすごいね。よく頑張ったね。特にここをよく頑張ってたね。また見てみたいな」と声をかける方が小学校入学前の子どもにはあっています。
もちろん、その子どもの性格にもよりますが、叱られて育った子どもよりも良いところをたくさん褒められて育った子どもの方が自己肯定感は高くなっていきます。自信をつけることでメリットもたくさんありますよ。
時間に限りのあるシングルマザーや共働き家庭の方は、焦ってしまいつい叱ってしまう時もあるかもしれません。私もあとから叱ってしまったことを後悔したことがあります。無駄な怒りの感情はなるべく出さないようにするために、子どもへの声かけを重要視しています。
本当は心の中で焦っているけど、子どもにかける言葉は意識してポジティブなものに変更するようにしています。しかし、焦っているとなかなかその言葉が出てきません。
私は子どもへ褒める言葉をあらかじめ用意しておくことで、褒める回数が増えましたyo.
褒める言葉のアイデア
褒める言葉のアイデアをまとめています。スマホにメモをしたり、この画面をスクリーンショットして、ぜひ活用してみてくださいね。時間に限りのあるシングルマザーや共働き家庭の方もすぐにできる内容ですよ。
努力を認める言葉
- 「〇〇を特にがんばったね!」「頑張っている姿が素晴らしいよ!」
- なにかで努力をした子どもに対して、その努力を認めることで自信を与えましょう。
- 努力を認める言葉にはさまざまなバリエーションがあります。以下にいくつかの例を挙げてみます:
- 「頑張ったね!」: 努力したことを認め、褒める言葉です。
- 「努力が報われたね!」: 努力の結果が出たことを称賛する言葉です。
- 「君の努力は見逃せないよ」: 目に見える形での努力を称える言葉です。
- 「君の取り組みに感心するよ」: 努力を見て、感心する気持ちを表現した言葉です。
- 「努力が実を結んだね!」: 努力が成果として現れたことを祝福する言葉です。
- 「君の努力がよくわかるよ」: 目に見えない部分での努力を理解し、評価する言葉です。
- 「君の根気はすごいね!」: 長期間にわたる努力や根気強さを賞賛する言葉です。
- 「自分の限界に挑戦してくれてありがとう」: 自己超えや挑戦を評価する言葉です。
- これらの言葉は、子どもの努力を称え、自信を育むのに役立ちます。ただし、言葉だけでなく、具体的な行動やサポートも大切です。
成果を讃える言葉
- 「〇〇がすごいね!」「最初は怖がっていたけど、よくできたね!」
- 今まで怖がっていたことに挑戦したり、今まで解けなかった難しい問題を解けたりした際に、その成果を讃える言葉を使いましょう。
- 成果を讃える言葉にはいくつかのバリエーションがあります。以下にいくつかの例を挙げてみます:
- 「素晴らしい成果だね!」: 成果の素晴らしさを称賛する言葉です。
- 「素晴らしい〇〇をしたね!」: 成果の質の高さを讃える言葉です。
- 「見事な結果を出したね!」: 成果の見事さを褒める言葉です。
- 「君の努力が実を結んだね!」: 努力の結果として得られた成果を称える言葉です。
- 「これはすごいね!おめでとう!」: 成果に驚きと喜びを表現し、お祝いする言葉です。
- 「素晴らしい成果を出すことができて誇りに思うよ」: 成果を達成したことに対する誇りを示す言葉です。
- 「君の成果はとても印象的だよ!」: 成果の印象深さを讃える言葉です。
- 「これは本当に優れた成果だね!」: 成果の優秀さを称賛する言葉です。
- これらの言葉は、子どもの成果を讃え、自信を育むのに役立ちます。成果を称賛することで、子どもは自分の努力や能力をより高く評価し、次の挑戦にも積極的に取り組むことができるでしょう。
頑張りを称賛する言葉
- 「頑張り屋さんだね!」「一生懸命で尊敬するよ!」
- 何かに挑戦している子どもに対して、その姿勢を称賛することで、自信を育てましょう。
- 頑張りを称賛する言葉には様々なバリエーションがあります。以下にいくつかの例を挙げてみます:
- 「よく頑張ったね!」: 努力を称賛し、褒める言葉です。
- 「君の頑張りは本当に素晴らしいよ!」: 頑張りの質を讃える言葉です。
- 「君の努力はかっこよくて、見ているとワクワクするよ!」: 目に見える頑張りを認める言葉です。
- 「君の根気はすごいね!」: 長期間にわたる頑張りや根気強さを賞賛する言葉です。
- 「君の取り組みに感心するよ!」: 頑張りに感心し、賞賛する言葉です。
- 「君の努力は素晴らしい成果につながっているよ!」: 努力の結果として得られた成果を称賛する言葉です。
- 「これまでの君の努力に感動したよ!」: 過去から現在までの頑張りに感動し、称賛する言葉です。
- 「自分の限界を突破したね!」: 自己超えや挑戦を称賛する言葉です。
- これらの言葉は、子どもの頑張りを称賛し、自信を育むのに役立ちます。頑張りを褒めることで、子どもは自分の努力や粘り強さを高く評価し、次の挑戦にも前向きに取り組むことができるでしょう。
日常生活での褒める言葉
- 子どもが家事や学習に取り組んだ際に、その努力を見逃さず褒めましょう。例えば、「お手伝いしてくれてありがとう!」や「今日もよくがんばったね!」と言葉をかけることで、子どもの自信を高めることができます。
- 日常生活で使える褒める言葉にはいくつかのバリエーションがあります。以下にいくつかの例を挙げてみます:
- 「〇〇をありがとう」: 日常の些細なことに対しても感謝の気持ちを表す言葉です。
- 「〇〇してくれたね。お疲れ様」: 仕事や活動を終えた後に相手の労働を認め、称える言葉です。
- 「特にここが素晴らしい!」: 特定の行動や成果を賞賛する言葉です。
- 「こんなこともできたの?すごいね!」: 目に見えるよい行動や成果に対して使われる言葉です。
- 「よくやった!」: 成功や努力を認め、褒める言葉です。
- 「いつも頑張ってるね!」: 努力や精進を称賛し、励ます言葉です。
- 「君の努力は素晴らしいよ」: 努力や取り組みに対する感心を表す言葉です。
- 「あなたならできるよ!いつも頑張ってる姿を見てるよ」: 自信を与え、挑戦することを奨励する言葉です。
- 「こんなにできて尊敬するよ」: 相手の行動や品質を尊敬することを示す言葉です。
- 「感心しました」: 相手の行動や努力に感心し、賞賛する言葉です。
- 「あなたのおかげで良いことが起きたよ」: 相手の貢献を称賛し、感謝の気持ちを表す言葉です。
- これらの言葉は、日常生活でのコミュニケーションにおいて、他者を励まし、感謝や尊敬の気持ちを表すのに役立ちます。
時間を有効活用
時間に限りのあるシングルマザーや共働きの家庭の方は、一緒に過ごす時間が限られています。食事の時間や寝る前の読書時間など、積極的に子どもとコミュニケーションを取りながら、褒める言葉を使ってみてください。
いきなり全てを変えることは難しいです。けど、他人の行動よりも自分の行動を変えることの方が簡単です。一言だけでも、できるところから試してみてくださいね。
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忙しいシングルマザーの方や共働き家庭の方も、子どもの自信を育てるために、できることから試してみてください。
褒める言葉は、子どもの自信を育てるために非常に重要です。忙しい共働き家庭やシングルマザーの方も、日常生活の中で積極的に使ってみてくださいね。子どもの成長を支える素晴らしい手段になるでしょう。
褒めることは数秒でできます。忙しくてもその一言が子どもの成長を促すと思って、無理のない程度に始めてみてくださいね。