国立小学校受験ではお話の記憶が頻出傾向にあります。しかし、子どもによって得意不得意が分かれやすい問題でもあります。「何度やっても点数が上がらない」「いつもぼーっとして話を聞いていない」と悩まれている方も多いです。こちらの記事では、子どもの性格にあったやり方を詳しく紹介していきますね。
◯小学校受験のお話の記憶とは
お話の記憶とは、リスニング問題です。話の長さは学校によって違いますが、1〜5分程度であることが多いです。絵本のようなストーリー性のあるお話を聞いて、その後に問題に答えます。出題内容は、話の内容理解だけではなく、数量、理科的常識、生活常識、道徳など多岐に渡ります。そのためお話を記憶するだけでは解けません。大人でも間違えてしまいそうな問題をどのように対策していくか詳しくお話しします。
国立小学校受験のお話の記憶
国立小学校は研究校としての役割があります。活動をスムーズに行うことが大切です。入学後、先生の話を集中して聞くことができるか、言語能力が身についているかなどを試験では見られています。
途中でメモを取ることはできませんので、集中力と記憶力が必要です。また、記憶するだけでは問題が解けない場合もあります。
例えば、お話の中にアジサイが出てきたとします。「お話の中で出てきたお花と同じ季節のものはどれですか?赤の鉛筆で◯をつけましょう」という問題が出ます。解答欄には、アサガオ、チューリップ、キキョウ、菜の花の絵が描かれていて、該当するものに記号を書きます。
このような問題の場合、お話に出てきた花の名前を覚えておくことはもちろん、季節などを知っておく必要があります。
一般的なお話の記憶対策
集中力を高めるには遊びに集中するといいと言われています。
とことん遊びに没頭することは幼児期に大切なことです。聞く力をつけるためには絵本の読み聞かせが効果的と言われています。
読み聞かせをしながら登場人物の表情を読み取ることでより深く理解することができます。季節の行事に関連した絵本や道徳心を育む絵本もいいですね。
読み聞かせの最後にストーリーに沿った内容の質問をするとお話の記憶対策にもなります。読み聞かせで情緒も安定することもありますよ。絵本の読み聞かせはさまざまな効果が期待できます。
◯我が子にあったお話の記憶対策とは
お話の記憶対策はさまざまな方法がありますが、効果がなかなか出ない分野でもあります。国立小学校受験では頻出問題ですのでしっかりと対策したいですね。子どもの性格別で詳しくお話しますので、できるところから試してみてください。
負けず嫌いな性格
問題内容をゆっくり聞くと理解できるのに正解できない子どもは多いです。その中でも負けず嫌いな子どもについてお話します。
絵本の読み聞かせなども効果的だと思いますが、「この問題この前も間違えていたよ」「真剣に聞いたらきっと〇〇君なら解けるよ」と喝を入れることも一つの手法です。
子どもに対して厳しいと思われるかもしれませんが、負けず嫌いの子どもの場合効果が出ることもあります。
例えば、縄跳びが跳べなくて悔しいけれど何度も挑戦するタイプがこちらです。保護者の方が他人と比べてしまうとプレッシャーになりますが、過去の自分と対比することで意欲がわきます。
一度厳しいことを伝えることで真剣に聞くかもしれません。ここで注意しておきたいことは、負けることに臆病なタイプに同じ伝え方をすると逆効果です。子どもにあった方法を見つけられてくださいね。
のんびりな性格
出題中にぼーっとしてしまう子どもの対策法をお伝えします。このような子どもの場合、普段からのんびりな性格であることが多いです。
そのときは日常の会話から変えてみましょう。「お片付けをしたら手を洗って、ここに置いてある布巾でテーブルを拭いてね。その後はこのコップを2つだけ並べてね」このようにいくつか組み合わせた文章を伝えます。
最初は1〜2つ程度の動作から伝えて、だんだん増やしていくといいですよ。忘れているようであればその都度確認します。
3〜4個覚えられるようになるとお話の記憶でも正答率が上がりやすくなります。こちらの方法はのんびりな性格の子どもだけではなく、いろいろな場面で使えますのでぜひ取り入れてみてくださいね。
勉強が嫌いになってしまった子ども
お話の記憶だけではなく机に向かって勉強することが嫌いになってしまった子どもの場合、一度勉強から離れてみることも一つの手です。
受験日が迫っている中でこのような決断をすることは心苦しいかもしれませんが、子どもが嫌がっているとどれだけ勉強をしても身につく内容はわずかです。
小学校受験対策は机に向かってする勉強以外にもさまざまな方法があります。絵本の読み聞かせも嫌がるようであればYouTubeの昔話などを取り入れてもいいと思います。
NHK+の子ども向け動画をみて「さっき見逃してしまったんだけど、どんなお話だった?」と聞くことでお話の記憶対策になります。
子どもが勉強嫌いになっているときは保護者の方に力が入りすぎていることも少なくありません。なぜ小学校受験をしようと思ったか、今一度考えてみてもいいかもしれません。
(参考URL)
まとめ
お話の記憶対策は時間がかかり、すぐに成果が出ないものです。話の内容を頭の中でイメージするため、断片的な記憶では正解しづらいです。
集中して聞き取る力と記憶力と情報処理能力が必要です。
子どもにとっても大変な内容ですが、長文を読むことも保護者の方の負担にもなります。音声付きの問題集やYouTubeなども活用して無理なく対策されてくださいね。