国立小学校受験の口頭試問について【シングルマザーの小学校受験対策】

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小学校受験

アラサーシングルマザーです。
実家援助なし、低所得世帯でしたが娘の小学校受験に挑戦しました。
結果は受けた学校全て合格。
国立小学校へと進学します。

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好きな食べ物 さんまの塩焼き
苦手なもの ホラー

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【行動・運動】自宅でできる対策

小学校受験は、コロナ禍を経てますます重要視されています。その中で今回は国立小学校の口頭試問についてお話しします。

口頭試問は子どもたちの能力や個性をより深く理解するための貴重な機会です。この記事では、小学校受験の口頭試問に焦点を当て、その意義や試験内容について詳しく話していきますね。

私自身、親の援助なし、仕事をしながら小学校受験対策をしてきました。時間がなくても受験対策は可能ですので、ひとり親家庭や共働き家庭の方にもオススメの記事です。

口頭試問について

小学校受験の口頭試問は、子どもの学力だけでなく、その子どものや個性などを評価する重要な手段です。一般的に、口頭試問は以下のような目的で行われます。

  1. コミュニケーション能力の評価: 口頭試問では、子どもが自分の意見や感情を適切に表現し、他者とのコミュニケーションを取る能力が評価されます。これにより、子どものコミュニケーションスキルや社交性が見えてきます。
  2. 問題解決能力の評価: 口頭試問では、子どもが与えられた問題に対して適切な解決策を見つけ出す能力が評価されます。これにより、子どもの論理的思考や創造性が確認されます。
  3. 自己表現能力の評価: 子どもが自分の考えや感情を言葉で表現する能力が評価されます。これにより、子どもの自己認識や自己肯定感が明らかになります。

私立小学校受験との違い

私立小学校の口頭試問は、座って行うことが多いです。親子面接、グループ面接、保護者のみの場合もあります。国立小学校の口頭試問では、先生と受験者が一対一の場合が多いです。また、立って行われることが多いのも特徴の一つです。保護者面接の場合、私立小学校では志望理由を聞くのに対し、国立小学校では実験校であることの理解を聞かれます。口頭試問を通して家庭のあり方をみている点はどちらも共通しています。

国立小学校受験での出題内容 

小学校受験の口頭試問では、初めて会う人に対して自分の言葉で伝える力が必要です。質問内容は、一言で答えられるものから自分の意見を述べるもの、家庭の様子を伺うものまでさまざまです。

・嫌いな食べ物はありますか?それは何ですか?

・今日はどうやって来ましたか?

・どこに住んでいますか?

・お休みの日にはどんな遊びをしていますか?

・お家の人が褒めてくれるのはどんなときですか?

このような質問に対して元気よく答える必要があります。自宅の住所や行き方を聞く理由は、入学後安全に通学できるか見極めるためです。日頃から大人の質問に対して簡潔に答えられるように慣れておくといいでしょう。

口頭試問で学校側がみていること

国立小学校受験では、教育実験校としての役割を果たせるかどうか見極められています。具体的にどのようなことを判断されているか解説していきますね。

あいさつと姿勢

子どものみの面接の場合、面接官の先生はありのままの子どもの姿を見ようとします。保護者がいない状況でもしっかりと自分の言葉で受け答えができるかどうかはとても大切です。立ち姿勢でも座った姿勢でも脚と膝は揃えます。手は指先までピンと伸ばすと良いですが、ズボンの裾を触ってしまう子どもが多いです。姿勢が良いと堂々とした態度に見え好印象につながります。授業を意欲的に取り組めるかどうかを判断されるのできちんと対策していきましょう。

言葉づかい

面接の時間は数分で終わることが多いです。その中でも日々の生活状況が現れやすいのは言葉遣いです。TPOを意識して発言できるかどうかは一朝一夕では身につきません。目上の人には丁寧語で話す、騒いではいけない場所の判断、声の大きさなどを子ども自身がその場で対応しなければなりません。公共交通機関で通学する場合、地域住民の方とのトラブルを避けるためにもマナーを守ることは大切です。面接官は先生が行うため、「です。ます」で答えることを求められています。

自分で考えて伝える力

面接では住所のように決まった答えもありますが、自分の意見をはっきりと伝えることも必要です。試験対策を教え込むのではなく、子どもの言葉で言うことを求められています。そのため「お友達が大切にしているおもちゃを壊してしまいました。あなたならどうしますか」「小学校に入学したらなにをしたいですか」のような質問をされる場合もありますよ。一つの質問を掘り下げて、その子どもらしさを見極めようとしています。子どもの答えの中から家庭でのしつけ、生活様式、その家庭の優しさの部分なども判断されているので日頃から意識してみましょう。

試験内容と対策

口頭試問の試験内容は、学校や入試の形式によって異なりますが、一般的には以下のような内容が含まれます。

  1. 自己紹介: 子どもは自分の名前や年齢、趣味や特技などについて自己紹介します。自信を持って堂々と話すことが重要です。
  2. 質問への回答: 子どもは面接官からの質問に答えます。例えば、好きな本や遊び、将来の夢などについて質問されることがあります。事前に様々な質問に対する答えを準備しておくことが役立ちます。
  3. 絵の説明: 子どもには与えられた絵や写真について話すよう求められることがあります。子どもは絵の内容や感想、ストーリーを自由に話すことが求められます。想像力を活かし、自分なりの物語を語ることが重要です。
  4. 問題解決: 子どもは与えられた問題に対して考え、解決策を提案するよう求められることがあります。子どもは問題をよく理解し、論理的に考えることが求められます。

以上の試験内容に対する対策としては、以下の点に注意することが重要です。

  • 準備: 試験前には子どもと一緒に練習を行い、様々な質問や絵の説明、問題解決について準備をしておきましょう。
  • 自信を持つ: 子どもには自信を持って話すことが大切です。自分の考えや感情を素直に表現し、堂々とした態度で臨むことが重要です。
  • 想像力を駆使する: 絵の説明や問題解決の際には、想像力を活かして自由に話すことが求められます。子どもには想像力を鍛える機会を与え、自由な発想力を育てることが大切です。

まとめ

小学校受験の口頭試問は、子どもたちの学力だけでなく、その個性などを評価する貴重な機会です。子どもが自信を持って話し、自己表現や問題解決能力を発揮できるよう、しっかりと準備をして臨みましょう。そして、口頭試問を通じて子どもの素晴らしい能力を引き出す場として、その意義を深く理解しましょう。