<目次>
◯絶対音感のメリット・デメリット
◯本書の内容
◯わが家の実践例
絶対音感のメリット・デメリット
絶対音感のメリットとデメリットは以下の通りです。
:メリット
音がすぐにわかるので曲を覚えるのが早いです。聴いた曲を耳コピできるので楽譜がなくても弾くことができるようになります。
音に敏感になるので語学のリスニングにも強くなると言われています。
:デメリット
音がある環境では音が気になってしまい集中できなくなることがあります。
絶対音感が強すぎると楽器以外の日常音まで全て音階に聴こえてきます。
音の多少のずれが気持ち悪く感じます。
本書の内容
本書では自宅で絶対音感を身につける方法が書かれています。
こちらの記事ではすぐに実践できる内容のみをお伝えしているので、より詳しく知りたい方はぜひ読んでみてくださいね。
レッスン
まずは、ドとミを1分間聞かせます。それを1日4回繰り返します。
この時はまだ音を当てることはしません。
3週間後
ドとミを当ててみます。
まだ子どもが話せない場合は、ドレミのカードを自作して指を指して答えるようにします。
ドレミという言葉自体に馴染みがない場合は、好きなキャラクターに当てはめてもいいです。
1週間後
ソとシを引いて聞かせます。ドとミは当ててもらいます。
1週間後
ド、ミ、ソ、シ、を当ててもらいます。
間違いなく取れるようになったら、レ、ファを加えます。
1週間後
ドミソ、ソシレ、ラドミ、ド、レ、ミ、ファ、ソ、シを当ててもらいます。
間違えなく取れるようになったら残りの12コードも同じように増やします。
コードは15個あり、単純計算で1年半、早ければ7ヶ月後に10個習得します。
ポイント
・1日1分4回
・音の聞き比べをしない
女の子は低音、男の子は高音を聞き取るのが苦手の傾向にあります。
間違えが多くなったら、間違えの多いコードだけカードを見せて音を聞かせるレッスンを2週間続けます。
次に進むタイミングは、パーフェクトが2週間続く、または1ヶ月くらい経って9割近く正解することです。
風邪をひくと練習が困難になるので、その場合は無理をせず治ってから再開するといいです。
本書ではより詳しく書かれていますが、こちらではすぐに始められる内容のみ記載しています。
より詳しく知りたい方はぜひ読んでみてくださいね。
わが家の実践例
自宅にキーボードピアノがあったこともあり、4歳頃からピアノの音は聴いていました。
また、幼稚園年中から鍵盤ハーモニカをしていたので、メリーさんのひつじ程度なら弾けます。
小学校受験が終わってからは好きな曲を片手で弾くようになりました。ドレミの歌・チューリップ・きらきら星などです。
絶対音感トレーニングは年長12月から始めました。
始める時期が遅かったので、絶対音感ではなくても相対音感が身につくといいなと思っています。
身につけたかった理由は、音楽を楽しめる生活にしたかったからです。
ストレス社会を生き抜く上で、リラックス方法はたくさんあればあるほどいいと思っています。
絵を描くこと、本を読むこと、寝ること。その中に音楽を楽しむことが入っていると息抜きの方法が増えると思ったんです。
最初はドミの2音だけでもかなり苦戦しました。
最初の音がわかると相対的に理解していたので、その点は年長さんらしい頭の良さかもしれません。
ちなみにですが、まだまだ小さなお子さんが初めてピアノに触れる場合はこちらの絵本もおすすめです。ピアノ導入教材で、身近な音を教材として取り込んでいます。
ドミソシまでは1音ずつ着実に進めていきましたが、この4音をほぼマスターするころにはレファラも消去法で正解していました。
この時点で3ヶ月と少しが経過しています。
絶対音感トレーニングをして驚いたことは、風邪にいち早く気がつけることです。
急に正答率が下がって「もしかして体調悪いのかな?けど本人は元気そう」と思っていても数日後には鼻がぐずぐず出ていました。
こんなにも敏感に差が出るとは思っていなかったですが、本書にもこのことについては書かれていました。
他にも本書では絶対音感トレーニングについて詳しく書かれているので、気になる方は読んでみてくださいね。今なら立ち読みが少しできるようですよ。
わが子は7音階をほぼマスターするまで3ヶ月半かかりましたが、その後お引っ越しをしたためトレーニングを一時中断しなければならなくなりました。
そのあいだはスマホアプリの音感トレーニングを続けていましたが、正答率はみるみるうちに下がっていく………
トレーニング期間中のためまだまだ身についていなかったため、抜け落ちるのも早かったようです。
しっかりと1日4回繰り返していた時は成長スピードも早かったので、引っ越し作業が落ち着いてらまた始めたいと思います。
そのことについても後日談として記事を書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。